やさしいGitとGitHub
第5章 安全に、AIと一緒に
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LESSON 5-1

アップしては
いけないもの

GitHubに上げてはいけないものを、見分けられるようになりましょう。うっかり上げてしまったときの、行動の順番も学びます。

所要時間約8分必要なものなし(読むだけ)難しさふつう

このレッスンでわかること

まず言葉の意味から秘密情報は
「社外に出してはいけない書類」

秘密情報(ひみつじょうほう)は、他の人に見られては困る情報のことです。パスワード、APIキー、個人情報、社内資料などがあたります。

APIキー(エーピーアイキー)は、外部のサービスを使うための「合言葉」のような文字列です。これが漏れると、他の人があなたになりすまして、サービスを使えてしまいます。経理でいえば、銀行の印鑑や暗証番号に近いものです。

GitHubに置いたものは、履歴として残ります。一度上げてしまうと、あとから消しても、完全には消せません。だから、「上げない」ことが最大の対策です。

手順3つのステップで身につけます

01

上げてはいけないものを知る

次のようなものは、練習でも、本番でも、リポジトリに置きません。(ファイル名はすべて架空です)

ここだけ注意迷ったら、上げません。上げてよいかどうか、判断がつかないときは、上長や管理者に確認してください。
02

除外設定(.gitignore)を使う

.gitignore(ギットイグノア)は、「このファイルは、Gitの管理に含めないでください」と伝える名簿です。ここにファイル名を書いておくと、間違えてコミットやプッシュをしても、そのファイルは対象から外れます。

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    1行に1つ、除外したいファイル名を書きます。ここに書かれたファイルは、記録の対象になりません。
ここだけ注意すでにコミットして、GitHubへ送ってしまったファイルは、あとから .gitignore に書いても、過去の履歴からは消えません。「これから先に、間違えないための仕組み」と考えてください。
考え方そもそも、秘密情報を入れたファイルを、リポジトリのフォルダの中に置かないのが、いちばん確実です。
03

うっかり公開してしまったら

もしも、秘密情報を上げてしまったら、あわてず、次の順番で動きます。ファイルを削除しただけでは、不十分です。履歴に残っていて、すでに誰かに見られたかもしれないためです。

考え方パスワードやキーを作り直すことで、漏れた情報を「使えない状態」にします。これが、いちばん効果のある対処です。
やってはいけない操作履歴そのものを消したり書き換えたりする操作(force push など)は、自分では行いません。仲間の記録まで消えるおそれがあり、元に戻せません。必ず、管理者に相談してください。

まとめ

  1. パスワード・APIキー・個人情報・社内資料は、アップしない
  2. .gitignore は、管理から外すファイルを伝える名簿。でも、すでに上げたものは消えない
  3. うっかり公開したら、まず無効にして作り直し、すぐ管理者に報告する

※ 図は、わかりやすくするために簡略化したものです。実際の画面や、ボタンの名前は、使うツールによって異なります。