LESSON 2-4
履歴を見る・
前の状態に戻る
コミットを重ねると、「いつ・誰が・何を」直したかの記録がたまっていきます。このレッスンでは、その履歴の見かたと、前の状態に戻す考え方を学びます。
このレッスンでわかること
- 履歴の一覧の開き方
- 「いつ・誰が・何を」の確認のしかた
- 前の状態に戻すときの安全な考え方
まず言葉の意味から履歴は
「監査の証跡」になる
履歴(りれき)は、これまでに残した記録が、時間順に並んだものです。ひとつひとつの記録には、いつ・誰が・何を直したかが残っています。
経理や監査の言葉でいえば、証跡(しょうせき)です。「この数字は、いつ、誰が、なぜ変えたのか」を、あとからたどれます。前の状態に戻したいときも、この履歴が頼りになります。
手順3つのステップで見ていきます
01
履歴の一覧を開く
ファイルの画面にある History というボタンを押すと、そのファイルの履歴が一覧で表示されます。
github.com/あなたの名前/keiri-manual/blob/main/README.md
README.md1History
# keiri-manual
経費精算マニュアル(練習用)
経費精算は、月末までに申請します。
- 1History:「履歴」という意味です。ここを押します。
02
「いつ・誰が・何を」を確認する
履歴の画面では、記録が新しい順に並びます。1行が、1回のコミットです。
github.com/あなたの名前/keiri-manual/commits/main/README.md
1経費精算の申請期限を追記a1b2c3dあなたの名前 が記録 10分前
Initial commite4f5a6bあなたの名前 が記録 1時間前
- 11つの記録:コミットメッセージ(何を直したか)、記録した人の名前、いつ記録したかが並んでいます。右側の英数字は、記録ごとに付く番号のようなものです。
記録の1行を押すと、変更の中身が表示されます。足した行は緑、消した行は赤で示されます。
github.com/あなたの名前/keiri-manual/commit/a1b2c3d
経費精算マニュアル(練習用)
1+ 経費精算は、月末までに申請します。
- 1緑の行:このコミットで、新しく足された部分です。消された部分は、赤で表示されます。
03
前の状態に戻すには
間違えて直してしまったときは、前の状態の内容を、新しい記録として書き直します。履歴は消さず、「元に戻した」という記録を、新しく1つ足すイメージです。
- 履歴の一覧から、戻したい時点の記録を開きます。
- その時点のファイルの内容を見て、必要な部分を確認します。
- 2-3 で学んだ手順で、元の内容に直して、コミットします。
経理でいえば、間違えた伝票を消しゴムで消すのではなく、「訂正仕訳」を新しく切るのと同じ考え方です。誰が見ても、経緯をたどれます。
やってはいけない操作履歴そのものを消したり、書き換えたりする操作があります。たとえば force push(強制的に上書きして送る操作)です。仲間の記録まで消えてしまうおそれがあるため、この講座では手順を教えません。名前だけ知っておいてください。
まとめ
- 履歴は、記録が時間順に並んだもの。監査の証跡にもなる
- 1行が1回のコミット。「いつ・誰が・何を」が見られる
- 戻すときは、履歴を消さずに、元の内容を新しい記録として足す
※ 画面図は実際の画面を簡略化したものです。実際の画面とは細部が異なる場合があります。